管理人がみんなに伝えたい!!と思った知識や学びを気ままに書いています(^^)

【永久保存版】AppSheetで覚えておくべきText関数

【永久保存版】AppSheetで覚えておくべきText関数

本記事はノーコードアプリ開発について全く知らなかった管理人が独学で勉強し、ここ大事!と感じた部分を記事にまとめています。

本ブログでは新UI画面で内容をまとめています。

新旧画面への切り替えは、下図を参考に該当アイコンをクリックしてください(^^)

新UI画面の説明

まずはじめに

本記事はこんな人におすすめ!!
  • AppSheetでよく使うText関数を知りたい人
本記事を読んで出来るようになること
  • AppSheetにテキストとして文字列を認識させる方法
  • 関数の返り値がテキストである代表的な関数がわかる

今回の記事では、AppSheetで返り値がテキストタイプ(文字列)となる関数について深掘りしていきます。

ここで言うテキストタイプとは、たとえ表示が数字であっても、それを計算できない「文字列」として扱うことを意味しています。

正直なところ、テキスト関数は「知らなくても何とかなる」と思われがちかもしれません。

しかし、私が実際にAppSheetを独学で勉強していく中で、「これを知っていれば、やりたいことがあっさりと叶う!」と感じる場面が多々ありました。

今回は、そんなテキスト関数の中でも、特に便利だと感じたものを5つピックアップしてまとめました。

それでは、さっそく勉強していきましょう!


テキスト関数とは?

text expressionとは

まず、最初に「テキスト関数」について、一般的な認識を確認しておきましょう。

テキスト関数とは、主に以下のいずれかの特性を持つ関数を指します。

  • 関数に送られた値(数字やスペースなど)を処理した結果、テキスト型(文字列)の値が返ってくる関数
  • 関数に送る引数がテキスト型である必要がある関数

また、AppSheetでは、"(ダブルクォーテーション)で値を囲むと、それが文字列(テキスト型の値)として認識されるという点も覚えておいてください。

実用例のTIPSをご紹介します

参考記事

それでは、本記事のメインであるテキスト関数について、具体的な説明を始めていきましょう。


CONCATENATE()関数

この関数は、私がぜひ習得してほしい関数の一つです。

複数のテキストやカラムの値を結合して、新しい文字列を作り出すことができます。

CONCATENATE()関数の使い方

CONCATENATE(part, part, ...)

concatenate関数の説明
  • 括弧 () の中に、結合したいカラム値や文字列をカンマ , で区切って引数として指定します。

私が試しにCONCATENATE()関数に値を送った時の返り値を以下の表にまとめました。

関数の入力値返り値
CONCATENATE(“お疲れ様”,”です”,”!”)お疲れ様です!
CONCATENATE(2021,”_”,0926)2021_926
CONCATENATE(2021,”_”,”0926″)2021_0926
CONCATENATE(“Good”,” “,”morning”,”!”)Good morning!
[col1]=111, [col2]=222の場合
CONCATENATE([col1],[col2])
111222
TODAY()=2021/9/26の場合
CONCATENATE(TODAY(),”_”,”報告書”)
09/26/2021_報告書

使い方のイメージはついたでしょうか?

括弧の中に数字やテキストを送ると、それらを結合させて一つの文字列として返す、と覚えておけばOKです!

レポートのタイトルを動的に生成したり、表示用のユニークなコードを作成したりと、様々な場面で活躍します(^^)

CONCATENATE()関数を使った実用例の紹介です

参考記事

SUBSTITUTE()関数

SUBSTITUTE()関数は、指定した文字列の中から特定のテキストを別のテキストに置き換える際に使用します。

SUBSTITUTE()関数の使い方

SUBSTITUTE(template, old-text, new-text)

substitute関数の説明
  • template (第一引数): 置換の対象となる文字列全体を指定します。
  • old-text (第二引数): templateの中から置き換えたい既存のテキストを指定します。
  • new-text (第三引数): old-textの代わりに新しく挿入したいテキストを指定します。

私が試しにSUBSTITUTE()関数に値を送った時の返り値を以下の表にまとめました。

関数の入力値返り値
SUBSTITUTE(りんごジュース”, “りんご”, “オレンジ”)オレンジジュース
SUBSTITUTE(“2024/05/24”, “/”, “-“)2024-05-24
SUBSTITUTE([商品コード], “ABC”, “XYZ”)例: “XYZ-123”

使い方のイメージはできたでしょうか?

第一引数に対象範囲(文字列)、第二引数に検索テキスト、第三引数に置き換えたいテキスト、と覚えておけばOKです!

日付の形式を変換したり、特定のコードを修正したりと、データの整形に非常に役立ちます。

SUBSTITUTE()関数を使った実用例の紹介です

参考記事

LEFT()関数とRIGHT()関数

LEFT()関数とRIGHT()関数は、どちらも文字列の特定の部分を抽出する際に使用します。引数の渡し方や基本的な考え方は同じなので、一緒にまとめて解説します。

left関数とright関数の説明
LEFT()関数の使い方

LEFT(text, how-many)

  • text (第一引数): 抽出の対象となるText型(文字列) を指定します。
  • how-many (第二引数): 文字列の左から何文字抽出するかをNumber型(数字) で指定します。

指定した文字列の左端から、指定した文字数分の文字列を返します。

RIGHT()関数の使い方

RIGHT(text, how-many)

  • text (第一引数): 抽出の対象となるText型(文字列) を指定します。
  • how-many (第二引数): 文字列の右から何文字抽出するかをNumber型(数字) で指定します。

指定した文字列の右端から、指定した文字数分の文字列を返します。

私が試しにLEFT()関数とRIGHT()関数に値を送った時の返り値を以下の表にまとめました。

関数の入力値返り値
LEFT(“AppSheet”, 3)App
RIGHT(“AppSheet”, 5)Sheet
LEFT(“製品コード-12345”, 2)製品
RIGHT(“製品コード-12345”, 5)12345

例えば、何かの製品品番などを管理している場合、最初の4桁で製品カテゴリが分かったり、下4桁で個別の製品IDが分かったりする場合に、これらの関数を使うことがあります。

文字列の一部だけを取り出して利用したい場合に非常に便利です。

RIGHT()関数やLEFT()関数を使った実用例です

参考記事

TEXT()関数

TEXT()関数は、値をテキスト形式に変換する非常に便利な関数です。

特に、日付や時刻の表示形式を細かく制御したい場合に重宝します。

TEXT()関数の使い方

TEXT()関数には、主に2つの使い方があります。

text関数の説明
  1. TEXT(value)
    • 括弧 () の中に送ったデータを、そのデータタイプに応じたテキスト形式で返します。例えば、数値であれば文字列としての数字、日付であれば日付の文字列として返されます。
  2. TEXT(when, format)
    • when (第一引数): 日付や時刻(Date型やDatetime型)の値を指定します。
    • format (第二引数): whenで指定した日付や時刻をどのような書式で表示するかを、二重引用符 " で囲んだ文字列で指定します。

TEXT()関数は、括弧の中に何を送るかによって返り値がガラッと変わります。

以下の表でその違いを確認しましょう。

関数の入力値返り値
TEXT(12345)12345(数値を文字列に変換)
TEXT([日付], “YYYY/MM/DD”)例: 2025/05/24(指定した日付をYYYY/MM/DD形式で返す)
TEXT([時間], “HH:MM”)例: 12:30(指定した時間をHH:MM形式で返す)

第二引数に書式を送りたい場合は、必ず第一引数に日付や時間などのDate型やDatetime型のカラム値を送りましょう!

これにより、レポート作成時の表示形式を整えたり、ファイル名に日付を含めたりする際に非常に役立ちます。

TEXT()関数を使った汎用性の高い設定についての記事です

参考記事

まとめ

今回は、AppSheetで文字列を操作するために役立つテキスト関数について解説しました。

他にも様々なテキスト関数が存在しますが、私自身のアプリ開発経験からすると、今回ご紹介した5つの関数を覚えておけば、テキスト関数に関して困ることはほとんどないでしょう。

冒頭でも書いたとおり、テキスト関数は「知っていると、やりたいことがあっさりと叶う」そんな関数です。

「たしかこんな関数があったな」と記憶の片隅に置いておいて、いざ必要になったときにこのブログ記事を思い出してもらえたら嬉しいです。ぜひこれらの関数を使いこなして、皆さんのAppSheetアプリをより便利に、より使いやすく進化させていきましょう。

記事内容について何かありましたらページ下にあるコメント欄からコメントをお願いします。

わかりにくかった部分や間違った情報などご指摘いただけると嬉しいです!

勉強お疲れさまでした(^^)

AppSheetで覚えておきたい関数についてまとめています

参考記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA



reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。