本記事はノーコードアプリ開発について全く知らなかった管理人が独学で勉強し、ここ大事!と感じた部分を記事にまとめています。
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まずはじめに
- appsheetでよく使うText関数を知りたい人
- appsheetにテキストとして文字列を認識させる方法
- 関数の返り値がテキストである代表的な関数がわかる
今回の記事内容は、返り値がテキストタイプの関数についてです。
この記事で扱っているテキストタイプというのは、表示は数字でもそれを文字列として扱うこと(数字の計算は不可)を意味しています。
Text関数は知らなくても何とかなる関数ですが、知っているとやりたいことがあっさりと叶う
そんな関数だと勉強をしていて思いました。
私が勉強した中でも知っていると特に便利なText関数を5つピックアップしてまとめてみました(^^)
それでは勉強していきましょう!
Text関数とは?
まず、最初にText関数について私は以下の認識でいます。
関数に値(数字とかスペースとか)を送った結果、Text型の値が返ってくる関数
関数に送る引数がText型である必要がある関数
また、appsheetでは “(ダブルクォーテーション)でくくるとそれを文字列(Text型の値)として認識します。
実用例のTIPSをご紹介します
登録されているデータの件数をカウントして表示させる方法がわかります(^^)
【コピペでOK】データ件数を動的にカウントする方法
それでは本記事メインのText関数について説明をしていきます。
concatenate()関数
この関数はぜひ習得してほしい関数です。
concatenate()関数に値を送った時の返り値を表にまとめました(^^)
関数の入力値 | 返り値 |
---|---|
concatenate(“お疲れ様”,”です”,”!”) | お疲れ様です! |
concatenate(2021,”_”,0926) | 2021_926 |
concatenate(2021,”_”,”0926″) | 2021_0926 |
concatenate(“Good”,” “,”morning”,”!”) | Good morning! |
[col1]=111,[col2]=222の場合 concatenate([col1],[col2]) | 111222 |
today()=2021/9/26の場合 concatenate(today(),”_”,”報告書”) | 09/26/2021_報告書 |
使い方のイメージはついたでしょうか?
括弧の中に数字やテキストを送るとそれらを結合させて文字列として返す
こう覚えておけばOKです!(^^)
concatenate()関数を使った実用例の紹介です
登録地の天気予報を取得するアクションボタンの設定方法が学べます(^^)
【活用事例】appsheetで日記アプリを作ってみた
substitute()関数
substitute()関数に値を送った時の返り値を表にまとめました(^^)
関数の入力値 | 返り値 |
---|---|
substitute(“abc”,”a”,”A”) | Abc |
[col1]=080 **** ****の場合 substitute([co1],” “,”-“) | [col1]=080-****-**** |
today()=2021/9/26とした場合 substitute(concatenate(today(),”_”,”報告書”),”/”,”-“) | 09-26-2021_報告書 |
使い方のイメージは出来たでしょうか?
第一引数に対象範囲(文字列)、第二引数に検索テキスト、第三引数に置き換えたいテキスト
こう覚えておけばOKです!(^^)
substitute()関数を使った実用例の紹介です
Google Formを介して登録された写真をアプリで表示させる方法が学べます(^^)
【TIPS】Google Formに投稿された写真をappsheetで表示させる方法
Valid ifを使って全角や半角の指定をすることが可能です(^^)
【これで解決!】半角英数字のみ入力を許す方法
left()関数とright()関数
left()関数とright()関数の引数の渡し方や考え方は同じなので一緒にまとめます。
left()関数とright()関数に値を送った時の返り値を表にまとめました(^^)
関数の入力値 | 返り値 |
---|---|
left(“123456789”,5) | 12345 |
left(“123456789”,0) | blank(空白) |
right(“123456789”,5) | 56789 |
right(“123456789”,0) | blank(空白) |
[_this]=4351とした場合 right([_this],1) | 1 |
[_this]=4351とした場合 left([_this],1) | 4 |
例えば、何かの製品品番などを管理している場合、最初の4桁とか下4桁で製品が分かるなどがあれば使うこともあるか?といった関数です。
right()関数やleft()関数を使った実用例です
Valid ifを使ってカラムに入力する値をコントロールすることが可能です(^^)
【簡単設定!】入力制限を設定する方法
text()関数
text()関数は、括弧の中に送る値によって返り値が異なります。図にまとめるとこんな感じ(^^)
text()関数に値を送った時の返り値を表にまとめました(^^)
関数の入力値 | 返り値 |
---|---|
text(9260) | 9,260(Number型) |
text(“9260”) | 9260(Text型) |
text(“2021/9/26 16:34”) | 9/26/2021 4:34:00 PM |
text(“2021/9/26 4:34PM”,”hh:mm”) | 16:34 |
[col1]=2021/9/26とした場合 text([col1],”yyyy/m”) | 2021/9 |
today()=2021/9/26とした場合 concatenate(substitute(text(today(),”yyyy/mm/dd”),”/”,”_”),”_“,報告書) | 2021_09_26_報告書 |
text()関数は、括弧の中に何を送るかで返り値がガラッと変わります。
第二引数に書式を送りたい場合は、第一引数に日付や時間などのDateやDatetimeのカラム値を送りましょう!
text()関数を使った汎用性の高い設定についての記事です
覚えておきたいスライステーブルの設定例を紹介しています(^^)
【永久保存版】汎用性の高いスライスの設定5選
棒グラフの作り方を知りたい人はこちらを参考にしてください(^^)
【誰でも簡単】ドリルダウンでグラフを作成する方法
まとめ
以上、Text関数についての記事でした。
他にもまだありますが、私のアプリ開発環境では、今回の記事でまとめた5つの関数を覚えておけば、Text関数に関しては大丈夫だと思います。
冒頭でも書きましたが、Text関数は知っているとやりたいことがあっさりと叶う そんな関数です(^^)
たしかこんな関数があったなーと記憶しておいて、いざ使うときになったら当ブログの存在を思い出してくれたら嬉しいです(^^)
記事内容について何かありましたらページ下にあるコメント欄からコメントをお願いします。
わかりにくかった部分や間違った情報などご指摘いただけると嬉しいです!
勉強お疲れさまでした(^^)
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編集権限や表示権限など、アプリの権限付与に役立つ関数を知りたい人はこちら(^^)
【永久保存版】appsheetで覚えておくべきYes/No関数
appsheetで重要な概念であるリストについて学べます(^^)
【永久保存版】appsheetで覚えておくべきList関数