本記事はノーコードアプリ開発について全く知らなかった管理人が独学で勉強し、ここ大事!と感じた部分を記事にまとめています。
本ブログでは新UI画面で内容をまとめています。
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まずはじめに
- 業務で使えるメンバーのスキル管理アプリを作成したい人
- データタイプProgressを使ってみたい人
- ダッシュボードViewを使ったスキル可視化ツールの作り方がわかる
今回は、ダッシュボードViewで働くメンバーのスキルを可視化できるアプリを作ってみたいと思います。
スキルマップなんて言われたりもするそうですが、従業員の能力・技能を評価することで、やる気を引き出すとともに、不足する能力・技能について教育計画を立てて、能力向上を図るツールとして活用するのが目的のようです。

こういうのって一回作ると見直しとか更新はしないんだよなー笑
AppSheetで作ってみると面白いかも?って思って作ってみたら、それなりのものが出来上がったので記事にしました(^^)
AppSheetのテーブル構成を勉強するのにちょうどいいレベルの内容となっているので、ぜひ参考にしてもらえたらなって思います。
それでは勉強していきましょう!
準備するデータについて

今回使用するテーブルは3つです。
それぞれのテーブルに用意したカラムは下図になります。

データタイプの設定
テーブル構成を理解したところで、それぞれのデータタイプの修正を行います。
設定についてはボックス内の写真を参考にしてください(^^)

IDカラムのSHOW?をはずし、Key値に設定します。
また、LABEL値はスキルにしておきましょう。
このシートの設定は少し難しいです。最終的なデータ設計は以下になります。

赤枠の部分はさくっと変更しつつ、青枠の部分の設定について説明していきます(^^)

登録IDカラムのTypeをRef、Source tableは登録にします。

続いて、Valid ifに以下の構文を入力します。
登録[ID] – SELECT(評価[登録ID],[メンバー] = [_THISROW].[メンバー]) + LIST([_THISROW].[登録ID])
この記事内では詳しくは説明しませんが、やっていることとしては
全体のリスト:製品[ID] から、すでに登録したリスト:SELECT(評価[登録ID],[メンバー] = [_THISROW].[メンバー]) を除外する。ただし、自分:LIST([_THISROW].[登録ID]) だけはOK
という表示させるリストの足し引きをしています(^^)

メンバーカラムのTypeをRef、Source tableはアプリユーザーにします。

レベルカラムのTypeをProgress、Valueに以下の値を登録します。
Empty, One Quarter, Half, Three Quarters, Full
データタイプの設定が完了したら、最後にVirtual columnを作成します。

VCカラムのTypeをNumber、App formulaに以下の構文を入力します。
IFS([レベル] = “Empty”,0,
[レベル] = “Quarter”,1,
[レベル] = “Half”,2,
[レベル] = “Three Quarter”,3,
[レベル] = “Full”,4)
レベルカラムの登録された値から、それを数値化するための設定です(^^)
実際のProgressのValueの値とは異なる点に注意しましょう!

まずは赤枠の設定をしましょう。次に先ほど作成したスキルポイントを集計するVCを作成します。

VCのTypeをNumber、App formulaに以下の構文を入力します。
SUM(SELECT(評価[スキルポイント],[メンバー] = [_THISROW].[email]))
スキルポイントのVCから、メンバーごとの集計をするための設定です(^^)
以上でデータタイプの設定は完了です。お疲れ様でした(^^)
Viewの設定
続いてViewの設定をしていきます。
私が設定した手順を下記にまとめました。

赤枠を参考にして、習得目標とするスキル項目を登録するViewを作成します。

赤枠を参考にして、スキル項目を評価するためのViewを作成します。

Sort byとGroup byの設定も合わせて行っておきましょう。

赤枠を参考にして、アプリユーザーを管理するためのViewを作成します。
メンバーの入れ替わりが激しくない場合は、Positionをrefにしておくと良いと思います。

赤枠を参考にして、ユーザーごとのスキル値を集計するためのViewを作成します。

赤枠で囲まれた選択肢をセットします。

これまで作成したViewを一つにまとめます。

赤枠部分を参考にViewのセットをして、Interactive modeをONにします。
Viewの設定としては以上です。お疲れ様でした(^^)
アプリ動作の確認

最後にアプリの動作検証を行いたいと思います。

メンバーに習得させたいスキル項目を登録Viewから登録していきます。

登録IDは先ほど登録Viewで入力した項目が表示されます。
メンバーごとに求められているスキルレベルを登録していきます。

基本Viewはこんな感じ(^^)

評価(Table View)の項目を選択すると、Detail Viewにその情報が表示されます。

アプリユーザーViewに登録されたメンバーを選択すると、そのメンバーの情報のみ表示されます。
基本的な使い方は以上になります。
一度登録した情報は、Editボタンを押すことで更新(メンバーがスキルアップした時に)することが可能です(^^)
まとめ
以上、ダッシュボードでスキル可視化ツールを作成するための記事でした。
Valid if(入力制限)に入力した、登録[ID] – SELECT(評価[登録ID],[メンバー] = [_THISROW].[メンバー]) + LIST([_THISROW].[登録ID])や、Virtual column(スキルポイント)を付けることによって、使い勝手のいいアプリへと昇華させることが可能です。
AppSheetであまりアプリを作成したことのない人が、作ってみるアプリとしては理解しやすいレベルだと思うので、この記事の内容を参考にしつつ、自身の環境に適したものに変化させてもらえればなって思います(^^)
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わかりにくかった部分や間違った情報などご指摘いただけると嬉しいです!
勉強お疲れさまでした(^^)
AppSheetで入力制限をする設定について学べます(^^)
【簡単設定!】入力制限を設定する方法